多読クラスについてのよくあるご質問

 

 

 

 1.     多読クラスの授業スタイルを教えてください。

 

     自分の英語レベル、興味にあった本を先生と相談して選ぶことから始まります。そして、

     リーディング中に単語がわからない、または単語はわかるけど文としての意味が掴めないなどの

     箇所が必ず出てきますので、その時に先生に質問し、個別に単語または文法の説明、指導を

     受けてゆきます。そして教わった単語、表現などをノートに書き留めて、理解できたらまた先に

     読み進めてゆくというスタイルです。また、毎回90分でどのくらいのレベルの本をどのくらいの

     スピードと理解度で読めたかを記録してゆきます。(しっかり内容を理解して読めているかは

     先生から確認されます)本はすべて多読専用の本でレベル別になっていますので、上に上がれる

     読解力がついたと先生から判断されれば上のレベルに進んでゆきます。

 

2.      多読クラスと総合英語クラスで身につくことに違いはありますか?

 

     はい、あります。多読はリーディングのクラスで、英語を大量に読むことで多くの英文に触れ、

     英語を日本語に変換しないでも英語の語順のまま落とし込んでゆけるいわゆる“英語脳”を

     育てることを狙っています。ですので、どちらかというと速読力や読解力といったインプット能力を

     鍛えるクラスです。総合英語クラスではリーディングやリスニングもたくさんやりつつ、自分の考えを

     正しい英語で発信するアウトプット能力を鍛えることに重きを置いています。

 

3.      多読で読む本はどうやって選ぶのでしょうか?

 

     先生がその生徒の英語力、興味に応じた楽しめそうな本を紹介します。おとぎ話から探偵スパイもの、

     SF、伝記、サッカー等のスポーツものなど、ありとあらゆる内容の本がそろっていますので、

     先生とよく相談して好きな本を選んでください。学校のように先生が決めた本を全員で読むのでは

     なく、自分の興味、関心に応じて好きな本を選んで読めることも多読の魅力のひとつです。

 

4.      多読の効果とはどのように目に見えてくるのでしょうか?

 

     毎回、どれだけの語数を読んだかカウントし、それを90分で割ってリーディングスピードを

     計算、記録してゆきます。日本の中高生は学校で英語を日本語に訳して理解するよう求められ、

   そうするクセがついていますので、多読を始めるときは1分間で20語〜30語程度しか読めない

   のが普通です。多読とはお勉強というより楽しみながらたくさん本を読んでこの数字を伸ばしてゆく

   トレーニングで、個人差はありますが続けてゆけば、この数字が半年後は50語、1年後には

   70語とだんだんと伸びてゆきます。最終的にはこの分速を100〜150語(90分間で10000語

   以上読破)に伸ばすことが目標で、1〜2年   でこのレベルに達している生徒もたくさんいます。

   “習うより慣れろ”です。ここまでくると多読開始時からなんと4倍〜7倍程度の速度で英文を

   読んでいることになりますので、その生徒が頭の中で日本語が消え、英語をしっかり英語のまま読み、

   理解できるようになったことを意味します。

 

5.      多読はどのような生徒が受講していますか?

 

    多読はいろいろな英語の本が読めてとにかく楽しいので、ただひたすらハマっている生徒、大量の

  英文をすばやく読んで大意をつかむ大変良いトレーニングになるので、高校、大学受験の

  長文読解対策として真面目に多読に取り組んでいる生徒、海外から帰国後英語の本を読まなくなって

  しまったので英語力の維持向上のために通っている帰国生徒、などなど様々です。また、多読を

  始めるには英検5級程度の英語力が必要ですので、そこまでの英語力がない人には総合英語クラスに

  入って基礎的な英語力を身につけてもらってから多読を始めてもらっています。

 

6.      多読は受験や学校のテストにも役立ちますか?

 

    多読とは英語の長文を楽しみながら読み大意をつかむトレーニングですので、入試などあらゆる

  英語テストの中核をなす長文読解問題のとてもよい練習になります。私大入試では800語(高校入試では

  500語)近い英文を数本読まされることになりますので、入試前にたくさん英語を読んで英語の

  長文を読む抵抗感をなくし、速読ができるようになればアドバンテージは計りしれません。ほとんどの

  受験生が長文を読むスピードが遅いために、最後まで試験問題をやりきれずに終わってしまいます)

  このことはすでに多くの受験塾が授業に多読を取り入れていることからも明らかです。個人差は

  ありますが多読を始めると1〜2年間で読むスピードは23倍になりますので、時間の余裕を持って

  始められることをお勧めします。

 

 

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